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ゲーム『Saw II: Flesh & Blood』作品情報・あらすじ|登場人物と前作との関係

2010年に発売された『Saw II: Flesh & Blood』は、映画『SAW(ソウ)』をもとにした一人用サバイバルホラーゲームの第2作です。
主人公は、前作『Saw: The Video Game』のデイビッド・タップ刑事ではなく、その息子マイケル・タップ。

父の死に疑問を抱くマイケルが、残された捜査資料を調べるうちに、自分自身もジグソウのゲームへ参加させられます。
映画『ソウ2』をゲーム化した作品ではなく、ゲーム第1作の直後から続くオリジナルストーリーです。

この記事では、『Saw II: Flesh & Blood』の基本情報、ネタバレなしのあらすじ、主要人物、前作から変わったゲームシステム、映画との時系列、日本語版と現在の入手方法をまとめます。

※本記事はゲームの最終的な結末と、各人物の生死を伏せて紹介します。
 物語の前提として、ゲーム第1作『Saw: The Video Game』のエンディングに関するネタバレを含みます。
 映画第1作のタップ刑事に関する軽いネタバレもあります。
 販売・配信状況は2026年10月28日時点のものです。

『Saw II: Flesh & Blood』の基本情報

項目内容
タイトルSaw II: Flesh & Blood
発売日2010年10月19日(北米)
対応機種PlayStation 3、Xbox 360
開発Zombie Studios
販売Konami Digital Entertainment
ジャンルサバイバルホラー/アクションアドベンチャー/パズル
プレイ人数1人
主人公マイケル・タップ、キャンベル・アイマン
前作『Saw: The Video Game』
映画との時期前作ゲームの直後、映画『ソウ2』より前
日本での発売なし
日本語版なし
PC版なし
海外レーティングESRB M(17歳以上)

北米では、映画『ソウ ザ・ファイナル 3D』の公開直前に発売されました。
タイトルには「II」とありますが、映画『ソウ2』の場面を再現するゲームではありません。

ネタバレなしのあらすじ

ゲーム第1作の事件を生き延びたデイビッド・タップは、ホワイトハースト精神病院から人々を救出しました。
しかし、ジグソウへの執着から逃れられず、その後、自ら命を絶ちます。

息子のマイケル・タップは、父の死に納得できず、残された事件資料を調べ始めます。
マイケルは新聞記者として父の捜査情報を利用した過去があり、父子の関係は決して良好ではありませんでした。

父の資料を追ううちに、マイケルはジグソウ事件だけでなく、警察関係者や情報提供者を結ぶ別の秘密へ近づきます。
やがてピッグヘッドに拉致され、ホテルや工場、地下施設に広がる新たなゲームへ参加させられます。

マイケルが試されるのは、父の死の真相を知りたいという思いだけではありません。
父を裏切った自分の行動と向き合い、ほかの参加者を救いながら、タップ刑事が本当に追っていたものを見つけられるかが物語の中心です。

もう一人の主人公キャンベル

ゲームは、マイケルではなくキャンベル・アイマンの試練から始まります。
キャンベルは薬物依存の過去を持ち、重い病を抱えながら、家族との関係も失った男性です。

彼は目の周辺へ仕掛けられた装置から鍵を取り出し、制限時間内に複数の罠を突破しなければなりません。
この序章は、操作方法とパズルを覚えるチュートリアルであると同時に、終盤の分岐を決める重要なゲームです。

キャンベルが試練を最後までやり遂げるかどうかによって、物語は“Path of Blood”と“Path of Flesh”に分かれます。
前作のように最後の扉だけで結末を選ぶのではなく、序盤の行動が後の結果へ影響する構造になっています。

主な登場人物

マイケル・タップ

物語の中心となる主人公で、デイビッド・タップの息子です。
新聞記者として、父が集めたジグソウ事件の資料を利用した過去があります。

父の名誉や自分の仕事をめぐって関係が悪化したまま、デイビッドを失いました。
ジグソウは、マイケルが真実を求めているのか、それとも父の資料を再び利用しようとしているのかを試します。

キャンベル・アイマン

序章で操作する、もう一人の主人公です。
薬物依存、病気、家族との断絶を抱え、自分の命に価値があるのかを問われます。

キャンベルの試練はマイケルのゲームとは別の場所で始まりますが、二人の運命は終盤でつながります。

ジグソウ/ジョン・クレイマー

マイケル、キャンベル、そして複数の参加者をゲームへ導きます。
父の死を調べるマイケルへ、デイビッドが残したものと、自分自身の過去を直視するよう求めます。

映画版とゲーム第1作に続き、トビン・ベル本人が声と姿を担当しました。

デイビッド・タップ

ゲーム第1作の主人公で、マイケルの父です。
本作の時点では亡くなっていますが、捜査資料、録音、回想を通して物語へ深く関わります。

ゲーム版の声は、前作と同じアール・アレクサンダーです。

ピッグヘッド

豚の仮面を着け、ジグソウのゲームを現場で進める人物です。
前作のピッグヘッドと同じ人物とは限らず、本作ではマイケルを拉致し、参加者や捜査関係者を監視します。

正体は物語の謎のひとつなので、基本情報記事では伏せます。

ヘンリー・ジェイコブス

警察署長で、デイビッドとマイケルの両方を知る人物です。
タップ刑事が職を失った経緯や、父子を取り巻く警察内部の秘密に関わっています。

ジョセフ・ポルツァー

警察の風紀犯罪を扱う刑事です。
ヘンリーと行動をともにし、デイビッドが追っていた捜査と関係を持っています。

サラ・ブラロック

デイビッドへ情報を提供していた女性です。
タップ親子の関係を知り、マイケルが父を裏切ったと考えています。

マイケルは、水が満ちていく装置からサラを救うゲームへ挑みます。

カーラ・ソング

病院で働いていた女性です。
医療機関から外へ流れた薬物と、デイビッドの捜査に接点を持っています。

マイケルには、カーラが閉じ込められた大型装置を止める課題が与えられます。

ソロモン・ベイツ

会計や資金の流れに関わる人物です。
マイケルと同じ場所で試練を受け、ゲームの途中でも再び重要な役割を持ちます。

ジェニングス・フォスター

ゲーム第1作でタップに救出されたCSI捜査官です。
続編にも登場し、ホワイトハーストで起きた事件と、デイビッドの最期を知る人物としてマイケルの前に現れます。

前作から変わったゲームシステム

探索範囲が広がった

前作はホワイトハースト精神病院が主な舞台でした。
本作ではホテル、工場、地下道、下水道、駅など、複数の場所を移動します。

各章は、捕らわれた人物を救う大きなゲームを中心に構成されています。
同じ建物の通路を進み続ける形から、参加者の過去に合わせた場所と仕掛けを巡る形へ変わりました。

パズルの種類が増えた

鍵や暗証番号だけでなく、図形、歯車、配線、チェス、モールス信号、光と影、映像の対応関係などを使うパズルがあります。
血文字や録音テープ、壁の資料が答えの手がかりになることもあります。

開発スタッフは、前作より多く、種類も豊富なパズルを用意し、進むほど複雑になるよう調整したと説明しています。

戦闘がQTE中心になった

前作では、拾った武器を使って自由に近接攻撃を行いました。
本作では戦闘の多くがQTEへ変更され、画面に表示されるボタンを正しいタイミングで入力します。

敵の攻撃を避け、周囲の罠や環境を利用して反撃する場面もあります。
自由度は下がりましたが、前作で評価が分かれた戦闘を短くし、パズルと物語へ比重を戻した変更です。

収集要素と資料

施設内には事件ファイル、ジグソウの録音テープ、パズルピース、ビリー人形が隠されています。
集めることで、マイケルが知らなかった父の捜査や、ゲームへ参加させられた人物の背景を確認できます。

本筋を進めるだけでは見えない人間関係を補うため、時系列や登場人物を整理したい場合に重要な資料です。

“Flesh & Blood”というタイトルの意味

“flesh and blood”には、文字どおりの「肉と血」のほかに「血を分けた家族」という意味があります。

本作では、ジグソウの罠による流血と、デイビッドとマイケルの父子関係を重ねた題名です。
前作の主人公本人ではなく、残された息子を主人公にした理由もタイトルへ表れています。

また、物語の分岐名として“Path of Flesh”と“Path of Blood”が使われます。
どちらの道へ進むかは、キャンベルの序盤の試練によって決まります。

前作『Saw: The Video Game』との関係

前作の“Freedom”エンディングを引き継ぐ

第1作ゲームには、“Freedom”と“Truth”のふたつの結末がありました。
『Saw II: Flesh & Blood』は、タップがホワイトハーストから脱出した“Freedom”側の出来事を前提に始まります。

その後のタップはジグソウへの執着から抜け出せず、自ら命を絶ちました。
本作は、その死に疑問を持った息子マイケルが、父の足跡を追う物語です。

父の資料が事件をつなぐ

マイケルは、父が残した事件資料や録音から、ホワイトハーストのゲームと、その前後に行っていた捜査を知ります。
前作でタップが救出したジェニングスも登場し、ふたつのゲームが同じ連続世界であることを示します。

第2作から始めても大筋は理解できますが、タップ刑事が何を失い、なぜ息子が試されるのかを知るには、前作を先に確認するのがおすすめです。

映画との時系列

開発スタッフの説明では、ゲーム2本は映画『ソウ』と『ソウ2』の間に位置します。

  1. 映画『ソウ』
  2. ゲーム『Saw: The Video Game』
  3. ゲーム『Saw II: Flesh & Blood』
  4. 映画『ソウ2』

映画『ソウ2』をゲーム化した作品ではないため、映画第2作と同じ館や参加者を操作する内容ではありません。
ゲームではタップ親子を中心に、映画の外側で起きた別のジグソウ事件が描かれます。

ゲーム版は正史?

『Saw II: Flesh & Blood』は、KONAMIが発売した公式ライセンスゲームです。
トビン・ベルもジグソウ役で続投し、映画の設定とゲーム第1作を受け継いでいます。

一方、映画本編はタップ親子のゲームを前提にしておらず、本作にも複数の結末があります。
映画を見るために必須の正史というより、旧作ゲーム2本で完結する公式外伝・ゲーム独自の連続世界として考えるのが分かりやすいです。

日本語版・PC版はある?現在も購入できる?

『Saw II: Flesh & Blood』は、海外でPS3・Xbox 360向けに発売されました。
日本で正式発売されておらず、日本語字幕・日本語音声のある国内版はありません。

第1作と異なり、PC版は発売されていません。
2026年10月28日現在、新たに遊ぶ場合は、海外版のPS3またはXbox 360ソフトを中古で探すことになります。

輸入版は、所有している本体で動作する地域のソフトか、ディスクの状態、付属品、対応言語などを購入前に確認してください。
中古価格が高くなっている場合もあるため、無理に購入せず、正規ソフトを使用した実況・プレイ動画で物語を確認する方法もあります。

どんな人に向いている?

  • ゲーム第1作の続きとタップ刑事のその後を知りたい
  • 父子関係を軸にした『SAW』の物語に興味がある
  • 戦闘よりパズルや罠の解除を楽しみたい
  • 複数の人物が一つの秘密でつながる話が好き
  • 序盤の選択が後の結末へ影響するゲームが好き
  • 映画第1作と第2作の間に起きた外伝を知りたい

流血、身体損壊、自傷、薬物、性的搾取に関する言及、強い言葉が含まれます。
海外では17歳以上を対象とするESRB Mに指定されているため、実況で見る場合も強い残酷描写に注意してください。

まとめ

『Saw II: Flesh & Blood』は、ゲーム第1作の直後を描く一人用サバイバルホラーです。
デイビッド・タップの息子マイケルが、父の死と残された捜査資料を追い、自分もジグソウのゲームへ参加させられます。

前作よりパズルと舞台の種類が増え、戦闘はQTE中心へ変更されました。
冒頭で操作するキャンベルの試練が、終盤の“Path of Flesh”と“Path of Blood”へ影響する構造も特徴です。

映画『ソウ2』のゲーム版ではなく、映画第1作と第2作の間に起きたタップ親子の公式外伝です。
日本語版とPC版がなく、現在は簡単に遊べませんが、ゲーム第1作の結末を引き継ぎ、父から息子へ物語をつないだ作品として情報を残しておきたい一作です。

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参考資料

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