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『CSI:科学捜査班』シーズン1第2話「呪いのジャックポット」感想・考察|サラ初登場とホリー事件の結末【ネタバレ】

※この記事には『CSI:科学捜査班』シーズン1第2話「呪いのジャックポット(Cool Change)」の結末を含むネタバレがあります。

エピソード基本情報

項目内容
作品名CSI:科学捜査班
シーズン・話数シーズン1第2話
日本語タイトル呪いのジャックポット
原題Cool Change
本国放送日2000年10月13日
脚本アンソニー・E・ズイカー
監督マイケル・ワトキンス

現在どこで見られる?

2026年9月確認時点では、Huluで『CSI:科学捜査班』シーズン1が見放題配信されています。
字幕・吹替に対応しています。
※配信状況は変更される可能性があります。最新情報は各配信サービスでご確認ください。

ネタバレなしのあらすじ

スロットマシンで4000万ドルという大金を当てたテッド・サリンジャーが、その夜ホテルから転落死する。
自殺にも見える事件だったが、グリッソムとニックは現場に残された証拠から、テッドがどのようにホテルから落ちたのかを検証していく。

一方、前回銃撃された新人CSIホリー・グリッブスは依然として重篤な状態。
ホリーの事件を調べるため、グリッソムはサンフランシスコからサラ・サイドルを呼び寄せる。

ネタバレなしの感想

第1話からそのまま続く部分が多く、ここまで見てようやく「CSIのレギュラーチームができ始めた」と感じる回。

特に大きいのが、サラ・サイドルの初登場です。

サラはかなりサバサバしていて、キャサリンとはまたベクトルの違う強さを持った女性という印象。
初登場から遠慮なく踏み込んでくるところも、後のサラにつながるものを感じます。

事件捜査では、人形をホテルから実際に落として転落状況を検証する実験が印象的。
こういう「実際にやって確かめる」捜査を見ると、CSIだなあと思います。


ここからネタバレあり

第2話「呪いのジャックポット」全体のネタバレ込みあらすじ

前回、現場で銃撃されたホリー・グリッブスは病院へ搬送されましたが、手術中に死亡。
ホリーの監督役だったウォリックは、彼女を一人で現場に残して賭けに行っていたことで責任を問われます。

さらにホリー銃撃の影響でブラスはCSIの指揮官から外れ、殺人課へ異動。代わってグリッソムがCSI夜番の主任となります。
グリッソムはホリーの事件とウォリックの行動を調査するため、サンフランシスコから旧知のCSI、サラ・サイドルを呼び寄せます。
サラはウォリックを見つけ出して事情を聞き、彼が「コーヒーを買いに行っていた」と説明しても、実際には賭けをしに行っていたことを見抜いていました。
そしてその場で、ホリーが死亡したことを告げます。

一方、グリッソムとニックは、スロットマシンで4000万ドルを当てた直後にホテルから転落死したテッド・サリンジャーの事件を担当。
人形をホテルから落とす実験によって、テッドは自分から飛び降りたのではなく、何者かに落とされた可能性が高いと判断します。

一時は、テッドが当てたスロットマシンで長時間遊んでいたカールトンという男性が疑われます。
しかし、彼はテッドを殺したのではなく、自分自身が屋上から飛び降りようとしていたことが判明。
最終的に、テッドの恋人ジェイミーが彼を殴って意識を失わせ、転落させていたことが明らかになります。

ホリーの事件では、現場に残されたポケベルに連絡が入り、キャサリンが相手を誘い出すことに成功。
捕まった男のDNAとホリーの爪に残っていた組織が一致し、犯人逮捕へとつながります。

そしてウォリックには、もう一つ問題が残っていました。

コーエン判事の賭けを間違えたことで1万ドルを要求され、金を返しても関係を切らせてもらえない。
グリッソムもウォリックを解雇するよう命じられますが、彼自身から事実を聞いたうえで、CSIとして残すことを選びます。

4000万ドルを当てた男――自殺ではなく殺人

4000万ドルを当てた直後にホテルから転落したテッド。
普通なら「大金を手に入れた直後になぜ自殺する?」というところから始まりますが、CSIは本人の気持ちを推測するより先に「実際にどのように落ちたのか」を調べます。

そこで出てくるのが、人形をホテルから落とす実験。
自分から飛び降りた場合、誤って落ちた場合、誰かに押された場合。
それぞれを実際に再現して、遺体の落下地点と比較する。
この人形の実験、すごくCSIっぽい。

最新機器だけで何でも解決するのではなく「だったら実際に落としてみよう」という物理実験まで普通にやるのが面白いところです。
サラが現れて、そんな昔ながらの方法をまだ使っているのかというような反応をするのも面白い。

科学捜査といっても、ひとつの方法だけで答えを出すわけではないんですよね。

部屋から追い出した恋人が犯人だった

テッドは4000万ドルを当てた途端、一緒にいた恋人ジェイミーを部屋から追い出しています。
いや、そりゃ恨まれるだろうとは思う(笑)

ただ、ジェイミーはテッドが部屋を出たあと戻ってきていないと説明し、ホテルのカードキーの記録もそれを裏付けていました。
ところが、カードキーの記録自体が完全ではなかった。
さらに血痕や凶器などを調べていくことで、テッドが一度部屋へ戻り、ジェイミーに殴られたことが分かります。

最初は「4000万ドル」という派手な要素が目に入る事件なのに、最終的には部屋に残った血液や傷、カードキーなど、ひとつずつ証拠を積み重ねて真相に近づいていく。
ここもCSIらしい事件でした。

ホリーを撃った犯人――ポケベルからつながる捜査

ホリーを撃った犯人を追うのはキャサリン。
現場に残されていたポケベルを調べていると、そこへ犯人側から連絡が入ります。

今見ると「ポケベル!」という時代も感じるんですが、この展開は結構好き。
キャサリンが相手に電話をかけ、自分の正体を明かさないまま誘い出して逮捕につなげます。
さらにホリーの爪の下に残されていた組織と男のDNAが一致。
第1話で、ホリーが危険な状況でも抵抗したことが、最終的に犯人を捕まえる証拠になっていました。

新人で、これからメンバーになっていくと思っていたホリー。
わずか2話でいなくなってしまうのはやっぱり早い。
でも最後にちゃんと、自分自身で犯人につながる証拠を残していたのは、ホリーの芯の強さを感じるところでした。

サラ初登場――キャサリンとは違う強さのある女性

この回からサラ・サイドルが登場します。
グリッソムがわざわざサンフランシスコから呼び寄せた人物で、最初から彼女の能力をかなり評価していることが分かります。

サラの第一印象は、とにかくサバサバしている。
キャサリンももちろん強い女性なんだけど、二人は強さの方向が違うんですよね。
キャサリンは経験と押しの強さで前へ出るタイプなのに対して、サラはかなり理屈で切り込んでいく。
初対面からキャサリンとの間に少しピリッとした空気があるのも、その違いが分かりやすい。

ウォリックへの聞き取りでも遠慮がない。
「コーヒーを買っていた」という説明をそのまま受け取らず、賭けに行っていたことを突き止める。
グリッソムが彼女を呼んだ理由が、初登場から分かるサラでした。

ウォリック――だから言わんこっちゃない

前回、ホリーを現場に一人で残して賭けに行ったウォリック。
第2話はもう、本当に「言わんこっちゃない」です。

ホリーが撃たれた時点で十分大変なのに、今回は彼女が亡くなってしまう。
サラからその事実を聞かされた時のウォリックを見ると、本人が一番分かっているんですよね。
自分が残っていれば、違っていたかもしれない。

しかもそれだけでは終わらない。
コーエン判事からは、賭けを間違えたことで1万ドルを要求されます。
お金を払えば終わりかと思ったら、そうでもない。

もう判事、勘弁してくれ……。
このまま行ったら、ぬかるみからどんどん出られなくなるぞ、と。
後のウォリックを知っているからこそ、この頃のギャンブル絡みは本当に危なっかしい。
すっげえいいやつなのに、この部分だけは「何やってんだ!」と言いたくなります。

それでもウォリックを残したグリッソム

ウォリックはホリーを一人にしたことを認め、グリッソムに銃と身分証を渡します。
上からはウォリックを解雇するよう指示が出ていました。

それでもグリッソムは、ウォリックをCSIに残すことを選びます。
ホリーを失ったうえに、もう一人優秀なCSIまで失いたくない。
ウォリックがやったことをなかったことにはしないけれど、それでも彼の能力そのものまで否定しない。

第1話ではまだ少しキャラクターが定まりきっていないようにも見えたグリッソムですが、第2話になると「この人がチームを率いていくんだな」という部分がかなり見えてきます。

グリッソムとブラス、最初はかなり仲が悪そうに見える

ホリーの事件を受け、ブラスはCSIを離れて殺人課へ。
代わってグリッソムが主任になります。

この頃だけ見ると、グリッソムとブラスってかなり犬猿の仲っぽく見えるんですよね。
第1話から捜査の進め方も違うし、会話にも微妙に刺々しさがある。
ブラスは人や状況を見ながら刑事として事件を追う一方、グリッソムは、まず証拠を見て判断する。
だから初期だけ切り取ると、「この二人、そんなに仲良くないのかな?」という印象になります。

でもシリーズを進めていくと、全然そんなことはない。
違う立場から事件を見る二人だからこそ、お互いに補い合える関係になっていきます。
後の二人を知っている状態で見返すと「最初こんな感じだったんだ」と、この距離感そのものが面白いです。

第2話で一気に“いつものCSI”へ

第1話はパイロット版らしく、キャラクターもチーム構成もまだ少し違いました。
第2話ではブラスが殺人課へ移り、グリッソムが主任になり、サラが登場。
かなり「知っているCSI」に近づきます。

事件面でも、人形を落として転落状況を再現したり、血痕やDNAを調べたり、ポケベルから容疑者につながったりと、科学捜査の見せ場が多い。
第1話と第2話を続けて見ると、ここまでが実質的な導入編だったようにも感じます。

まとめ

『CSI:科学捜査班』シーズン1第2話「呪いのジャックポット」は、4000万ドルを当てた男性の転落事件と、ホリー銃撃事件の結末が描かれる回でした。

人形をホテルから落として状況を再現する実験は、まさにCSI。
そしてキャラクター面では、サラの初登場、グリッソムの主任就任、ブラスの殺人課異動と大きな変化が続きます。
サラはキャサリンとは違うベクトルの強さを持った女性で、初登場からかなり存在感がありました。

一方ウォリックは……本当に、だから言わんこっちゃない。
ホリーのことだけでも重いのに、コーエン判事との関係までさらに深みにはまっていく。

「もう勘弁してくれ、そこから抜け出せなくなるぞ」と思わずにはいられない第2話でした。

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