『MILGRAM -ミルグラム-』第二審Voice Trailer [Full Ver.]。
第一審終了後、エスは次の審判まで眠りについていました。そのため囚人たちにとっては、エスとの久しぶりの再会になります。
公式もこの動画について、「久しぶりに再会した囚人達の様子を見ることができる」と案内しており、第二審での変化を読み解く鍵になる内容として紹介しています。
実際に見てみると、一審よりかなり分かりやすく「変化」が出ています。
フータ、マヒル、アマネは外見からして明らかに消耗している一方、ハルカ、ユノ、ムウ、シドウ、カズイ、ミコト、コトコは比較的余裕があるように見えました。
さらに、一審では聞き取りづらかった後ろの声も、二審では比べるとはっきりしています。
ただし一部どうしても聞き取れない箇所があるため、本記事では聞き取れた範囲だけを記録し、不明な部分は無理に補完していません。
第二審Voice Trailerで注目したポイント
今回特に見ておきたいのは、
第一審の判決を受けて何が変わったか
エス不在中に何が起きたか
表の態度と裏の声にズレがあるか
外見や負傷に変化があるか
の4点です。
第一審では本人の罪や内面を探る意味合いが強かったですが、第二審ではそこに「エスが下した判決の結果」まで重なってきます。
001 ハルカ|エスの反応を気にしている?
表では、エスの反応をかなり気にしているように見えます。
「僕、何か変ですか?」と尋ねる様子から、本人も自分に何か変化が起きていることを意識しているのでしょうか。
第一審では低い自己評価や「愛されたい」という欲求がかなり強く見えたハルカですが、第二審では「自分がどう見られているか」をさらに気にしているように感じました。
裏の声は謝罪と焦り
裏の声では「ごめん、ごめんね」と繰り返しているように聞こえます。
その後は聞き取りきれませんでしたが、全体的に泣きそうで、かなり焦っている印象でした。
第一審で「赦す」とされたことで安心したというより、むしろ誰かとの関係に強く依存しているようにも見えます。
002 ユノ|「初めまして」は誰に向けている?
表では「ちゃんと覚えてる?」とエスへ確認しているように聞こえました。
少し不機嫌そうにも見えます。
第一審では比較的軽やかで距離感の近い印象だったユノですが、二審では少し冷めた雰囲気が強くなったように感じました。
「……です、初めまして」
裏の声では「かしわぎゆうこです、初めまして」と聞こえました。
ユノ本人の名前「樫木優乃」とは異なるため、偽名を使って初対面の相手と会っている場面の可能性があります。
その後の「どこへ行きましょうか?」という台詞まで含めると、マッチングアプリやパパ活など、初対面の相手と会う状況を連想しました。
少なくとも、初対面で本名を名乗る相手ではない、一回しか会わないような相手と予測できます。
003 フータ|右目の眼帯と傷
フータは見た目の変化がかなり大きいです。
右目には眼帯、頬には絆創膏。
第一審終了後、エスが眠っている間に何らかの負傷をしたことが分かります。
表では「何してたんだ、今まで」といった調子でエスに話しかけています。
長く不在だったエスに対する苛立ちもありそうです。
「ガキだからって赦してやるかよ?」
裏の声では「ガキだからって赦してやるかよ?」と聞こえました。
フータ自身は21歳。
この台詞が過去に攻撃した相手へ向けたものなら、相手はフータより明確に年下だった可能性があります。
第一審で最後に追い詰めていた相手が、子どもや未成年だった可能性まで気になってきました。
ただし、誰に向けた台詞なのかはまだ不明です。
004 ムウ|被害者より「支配する側」の顔?
表では「久しぶりだね」と比較的余裕のある様子。
ただ、表情がかなり気になりました。
一審よりも堂々としていて、少し相手を小馬鹿にしているような、優位に立っているような顔に見えます。
「私が言ってるんだよ?」
裏の声はかなり強烈です。
「なんで言うこと聞いてくれないの?」「私が言ってるんだよ?」「ねえってば!」といった内容に聞こえました。
第一審MVでは、現在のムウがいじめられる側として描かれていた一方、過去には本人も他者を支配していた可能性が見えていました。
この台詞が過去の取り巻きや、いじめていた相手に向けたものなら、ムウは集団の中でかなり強い支配力を持っていたのかもしれません。
第二審では「被害者のムウ」より、「人を従わせるムウ」が前に出てきそうです。
005 シドウ|黒い手袋から白い手袋へ
シドウは比較的落ち着いています。
表では、エスがいない間に何かがあったというようなことを話していました。
この「何か」が具体的に何を指すのかはまだ分かりませんが、フータやマヒルの負傷を見る限り、実際に監獄内で何か起きていた可能性は高そうです。
白い手袋になっている
見た目で特に気になったのが手袋です。
第一審MVでは終始、黒い手袋が印象的でした。
ところが第二審Voice Trailerでは、白い手袋をしています。
黒から白への変化に意味があるのかはまだ分かりません。
元から、voiceの場合ははめていたかもしれません。
医療、救命、清潔さなどを連想する色ではありますが、第二審MVを見るまでは保留にしておきたいところです。
裏の声は今回うまく聞き取れませんでした。
006 マヒル|明らかに負傷している
マヒルは見た瞬間に分かるほど負傷しています。
左腕は固定されているように見え、頭にも怪我があります。
表の態度そのものは、意外と普通に見えました。
しかし一審では大きな外傷のなかったマヒルが、第二審開始時点でここまで傷ついているということは、エスが眠っている間に何かあったはずです。
「大好き、絶対に離さないでね」
裏では「大好き」「絶対に離さないでね」というような内容に聞こえました。
第一審から続く「愛」への執着は、二審でもかなり強そうです。
身体は傷ついているのに、内面ではさらに強く誰かへ縋っている。
このズレが気になります。
007 カズイ|余裕は変わらない?
カズイは二審でも比較的余裕があります。
エスを「寝坊助さん」のように扱い、第一審と大きく変わらない落ち着いた態度に見えました。
一方、裏の声では女性の名前らしきものを呼び「世界で一番愛してる」と話しているように聞こえます。
名前は「みなこ」に近く聞こえましたが、確信はありません。
第一審MVに登場した妻と思われる女性へ向けた言葉なら、カズイが隠していた「秘密」と夫婦関係を考える上でかなり重要になりそうです。
008 アマネ|かなり消耗して見える
アマネは、フータやマヒルとは別の意味で外見の変化が大きいです。
前屈みで、顔色も悪く、かなり寝不足のように見えました。
単なる疲労なのか、本当に十分な睡眠を取れていなかったのかは分かりません。
第一審では、規律違反に対する罰や矯正のようなものが繰り返されていたため、休息を奪われるような状態に置かれていた可能性まで考えたくなります。
ただし、Voice Trailerだけでは原因までは断定できません。
「これ以上失望させるなよ」
表では「これ以上失望させるなよ」とエスへ向けているように聞こえました。
第一審で「赦さない」とされたアマネが、逆にエスを評価する側に回っているように見えます。
自分を裁いたエスを「正しくない存在」と見始めているのでしょうか。
裏の声には神格と母親?
裏では「より神格を高めて……」というような言葉が聞こえます。
さらに「ママ」らしき言葉や、離れていても私は大丈夫といった意味の台詞もあるように聞こえました。
第一審で見えた教義や家族との関係が、第二審ではさらに掘られそうです。
009 ミコト|頭痛と絶叫
ミコトは表だけを見ると、比較的普通です。
「久しぶり」とエスへ話しかける一方、頭が痛そうな様子を見せています。
第一審「MeMe」で二つのミコトらしき状態が描かれたことを考えると、この頭痛が単なる体調不良なのか、それとも意識や人格の切り替わりと関係しているのかが気になります。
裏では「なんで」と絶叫
裏の声では「ああっ!」「なんで、なんで……なんだよ!」「なんでー!」と、かなり激しく叫んでいます。
途中は聞き取れませんでした。
表の落ち着いたミコトと、裏の追い詰められた叫びの差がかなり大きいです。
一審終了報告では、ミコトに関する「騒ぎ」がMILGRAM側からも想定外として扱われていました。
二審では、その「想定外」の正体がさらに見えてくるのかもしれません。
010 コトコ|「あなたの牙よ」
コトコは二審でも余裕があります。
表ではエスを名前で呼び、自分を「あなたの牙よ」と表現しているように聞こえました。
第一審終了報告では、コトコがエスへ取引を仕掛け、エスがそれに乗った可能性が示されていました。
その結果、コトコは自分をエスの代わりに実行する存在だと考えるようになったのでしょうか。
左手に持っているものはハンマー?
見た目でも気になる点があります。
コトコの左手に、何か棒状のものが見えます。
形だけを見ると、ハンマーのようにも見えました。
第一審「HARROW」では、犯人側の凶器としてハンマーのようなものが登場していました。
もし二審のコトコが本当に同じような武器を持っているなら、かつて悪人が使っていた暴力の道具を、今度はコトコ自身が握るという反転になります。
現時点では形がはっきりしないため、ハンマーと断定はしません。
「私の行為で世の中は良くなっていく」
裏の声では「私の行為で、ひとつ、また一つと世の中は良くなってく」と聞こえました。
さらに「何もできない○○は、おとなしく私に守られていろ」というような内容が続きます。
第一審では「弱い人を守るために悪人を裁く」人物として見えていたコトコですが、二審では、
自分の行為は正しい
自分が世の中を良くしている
弱い者は自分に守られていればいい
というところまで自己認識が強まっているように見えます。
第一審で感じた「正義が暴力の快楽へ変質しているのでは」という疑問が、さらに大きくなりました。
外見だけでも「赦した/赦さなかった」の差がある?
第二審Voice Trailerを並べて見ると、気になる差があります。
ハルカ、ユノ、ムウ、シドウ、カズイ、ミコト、コトコは比較的余裕があるように見えました。
一方で、
フータは眼帯と負傷
マヒルは腕と頭を負傷
アマネはかなり疲弊
しています。
フータ、マヒル、アマネは第一審で「赦さない」とされた3人です。
ミコトも「赦さない」ですが、表面上は大きな外傷が見えません。
この違いが第一審判決による「処置」そのものなのか、エス不在中に囚人同士で何か起きた結果なのかはまだ分かりません。
ただ、少なくとも第二審開始時点で、第一審の結果がすでに全員へ同じように作用しているわけではなさそうです。
第一審から強くなったもの
今回のVoice Trailerを見て、第一審からそれぞれの「歪み」が強くなっているように感じました。
ハルカ|依存
第一審から強かった「愛されたい」「見捨てられたくない」という部分が、さらに不安定になっているように見えます。
ムウ|支配
一審では被害者としての側面が強く見えましたが、二審では「私の言うことを聞いて」という支配する側の顔がかなり前に出ています。
アマネ|教義
第一審で植え付けられた規律や信仰が、二審では本人の中にさらに深く根付いているように感じます。
コトコ|正義
第一審では「悪を裁く」だったものが、二審では「自分が世の中を良くしている」という確信へ進んでいるように見えます。
第一審の判決は、それぞれの問題を解決するどころか、むしろ本人が元々抱えていたものを強化した可能性すらありそうです。
第一審終了報告とのつながり
第一審終了報告では、ジャッカロープが「人生は思い通りにいかない」という意味のことを語っていました。
第二審Voice Trailerを見ると、その言葉がかなり重く感じます。
「赦す」と判断したから、その人が良い方向へ進むとは限らない。
「赦さない」と判断したから、反省するとも限らない。
エスが眠っている間に何が起きたのかはまだ分かりませんが、少なくとも第二審開始時点で、囚人たちは第一審と同じ状態ではありません。
これから第二審MVを一人ずつ見ていけば、この変化の理由も少しずつ分かってくるはずです。
第二審で特に気になる人物
Voice Trailer時点で特に気になったのは、フータ、ムウ、マヒル、アマネ、ミコト、コトコです。
フータは「ガキだからって赦さない」という裏声と負傷。
ムウは明らかに支配的になった態度。
マヒルは大きな怪我。
アマネは異常なほどの疲弊と、エスへの失望。
ミコトは頭痛と裏側の絶叫。
コトコは「あなたの牙」と名乗り、自分の行為で世の中が良くなると確信している。
一審では「何をした人なのか」を見ることが中心でした。
二審では、それに加えて、第一審の判決によって、この人は何になったのかまで見ていくことになりそうです。
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更新
2026年9月:第二審Voice Trailer [Full Ver.]初見時点の感想・考察を作成。
第二審各MVの内容は使用していません。
