Bendyでは「インク」が液体、生命、世界、記憶の材料として使われます。
インクマシンを動かせばカートゥーンがそのまま現実になる、という単純な仕組みではありません。
魂を持つのか、誰の姿を写したのか、サイクルの外へ出られるのかによって、存在の意味が変わります。
ここでは第1作と『Dark Revival』で繰り返し出る用語を、互いの関係が分かるようにまとめます。
ネタバレについて
サイクルの正体、インクデーモン、オードリー、ウィルソンの計画を含みます。
インクマシン(The Ink Machine)
ジョーイ・ドリュー・スタジオに設置された巨大な装置。
Gent Corporationの技術が関わり、アニメーションのキャラクターを形にするというジョーイの願望と結びつきます。
ただし、機械から生まれた存在は、原画どおりの完全なキャラクターばかりではありません。
インクデーモン、複数のボリス型、Searchers、Lost Onesなど、形も自我も異なる存在が生まれています。
ダーク・パドル(The Dark Puddles)
インク世界の生命や力の源として語られる領域・概念です。
単なる床の水たまりではなく、インクの存在が戻り、再び形を得る循環とも関係します。
『Dark Revival』では、オードリーの能力や敵の消滅にもダーク・パドルが関わります。
どの存在も同じ方法で生まれ、同じように戻ると決めつけない方がよい用語です。
サイクル(The Cycle)
ヘンリーが体験する物語を繰り返すインク世界。
第1作の最後に「The End」のリールを再生すると、冒頭へ戻る構造がはっきり示されます。
サイクルは時計のように完全な同一場面だけを繰り返すものではなく、外部から干渉される余地があります。
『Dark Revival』では、ウィルソンとKeepersが流れを止め、インクデーモンを弱い姿へ閉じ込め、秩序を作り替えています。
現実とインク世界
ジョーイが暮らす現実、アーチゲートでオードリーが働く現実、ヘンリーが閉じ込められたサイクルは分けて考えます。
廃スタジオに見える場所でも、現実の建物をそのまま地下へ拡張しただけとは限りません。
インク世界には、現実の社員の記憶や特徴、カートゥーンの外見、ジョーイが作った物語が混ざっています。
似ているから同一、録音があるから本人もその場にいる、とは限らないのが難しいところです。
インクデーモン(The Ink Demon)
ベンディの名と姿を持ちながら、カートゥーンの笑顔とはかけ離れた怪物。第1作ではヘンリーを追う恐怖として現れ、『Dark Revival』ではサイクルの支配と抑圧の中心になります。
『Dark Revival』に登場する小さなベンディは、ウィルソンとKeepersがSignal Towersを利用し、インクデーモンへ押しつけた弱い姿です。
二つの外見は完全に別の個体ではなく、抑圧が解けることで変化します。
ただし、オードリーへ見せる感情や行動には大きな差があり、姿の変化が意識へどこまで影響するかは明言されていません。
Lost OnesとSearchers
Searchersはインクの水たまりから現れる黒い敵です。
Lost Onesは人型に近く、言葉や集団行動を見せる者もいます。
Lost Onesの中には武器を取り敵対する者だけでなく、居住区を作り、インク世界での日常を送ろうとする者もいます。
同じインクから生まれても、自我や社会性には大きな幅があります。
Gent CorporationとKeepers
Gent Corporationはインクマシンや設備へ技術面で関わる会社です。
トーマス・コナーの録音を通じ、第1作の早い段階から名前が出ます。
Keepersは『Dark Revival』でウィルソンの支配を実行する存在です。
Signal Towersなどを使ってインクデーモンを抑え、サイクルの住人を監視します。
Gentの装置と似た音や技術が見られる一方、KeepersがGent社によって直接作られたのか、ウィルソンが既存技術を応用したのかは明言されていません。
「インクから生まれた存在」はすべて同じではない
インクの身体を持つ者には、カートゥーンに近い姿、現実の人間を思わせる姿、形が崩れた怪物など大きな違いがあります。
魂の有無だけで分類できるとは限らず、記憶を持つこと、自分の名前を認識すること、破壊された後にダーク・パドルへ戻ることも一様ではありません。
サイクルそのものも、単なる機械内部の仮想空間とは説明されていません。
現実側から人間を取り込み、逆にインクの存在や物品が外へ持ち出される可能性を持つ世界です。
『Dark Revival』の結末は、現実とインク世界の境界が閉じたままではないことを示しています。
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