Bendyの時系列が難しい理由は、過去の録音、ヘンリーが歩くサイクル、オードリーが入るインク世界、同時期を描く外伝が重なっているからです。
発売された順番と、世界の中で出来事が起きた順番は一致しません。
作中ではすべての出来事に年月日が示されるわけではありません。
確認できるのは、スタジオの創設と拡大、Gent社の技術導入、会社の衰退、ヘンリーのサイクル、ウィルソンの介入という大きな前後関係です。
ネタバレについて
第1作と『Dark Revival』の結末、主人公の正体、サイクルの存在に触れます。
作品の順番だけ知りたい方は、全作品一覧・プレイ順をご覧ください。
1|ジョーイとヘンリーがスタジオを始める
ジョーイ・ドリューとヘンリー・スタインは、ベンディを中心とするアニメーション制作に関わります。
ヘンリーは初期の重要なアニメーターでしたが、やがて会社を去ります。
ジョーイは事業を拡大し、ボリス、アリス・エンジェルなどのキャラクター、玩具、テーマパーク計画へ手を広げます。
この時代は、第1作の現在から直接見るのではなく、録音、メモ、展示、後発作品の説明を通して復元します。
同じ過去でも語る人物によって評価が異なる点に注意が必要です。
2|Gent社の技術とインクマシン
スタジオにはGent Corporationの技術者が入り、巨大なインクマシンが設置されます。
アニメのキャラクターを現実へ出すという夢は、会社の設備、社員の仕事、地下の実験を変えていきます。
サミーの信仰、スージーの執着、経理や玩具部門の不満は同じ原因だけで生まれたわけではありません。
しかし、ジョーイの拡大路線と機械の存在が、それぞれの破綻を一つの場所へ集めます。
3|スタジオの衰退と閉鎖
Bendy Land計画の負担、設備の異常、社員間の不信が積み重なり、スタジオはかつての勢いを失います。
録音に残るのは、閉鎖を一斉に知らされた記録ではなく、現場が少しずつおかしくなる過程です。
そのため「この日から全員が消えた」と一本の線にするより、部署ごとに最後の記録を追う方が実態に近づきます。
4|『Bendy and the Ink Machine』
何年も後、ヘンリーはジョーイの招待を受けて古いスタジオへ戻ります。
インクマシンを動かしたことで地下へ落ち、ボリス、アリス、サミー、Lost Ones、インクデーモンと遭遇しながら奥へ進みます。
終盤で重要になるのは、ヘンリーの冒険が一度きりの直線ではないことです。
最後のリールと「The End」は終わりではなく、物語を冒頭へ戻す役割を持ちます。
第1作のChapter順は、同じサイクル内でヘンリーが経験する順番として読めます。
5|ジョーイの晩年とオードリー
現実側では時間が進み、ジョーイは年を取ります。
『Dark Revival』で描かれるオードリー・ドリューは、アニメーターとして働いていた夜にインク世界へ引き込まれます。
オードリーは探索するだけでなく、インクに関係する能力を使います。
彼女の出自とジョーイの選択が明らかになることで、第1作で見ていたヘンリーのサイクルも、誰が何のために作ったものかという別の角度から見直せます。
6|ウィルソンによるサイクルの停止
ウィルソン・アーチはKeepersを使い、インクデーモンを抑え、自分を支配者として示します。
『Dark Revival』開始時の世界は、第1作の繰り返しがそのまま続いている状態ではなく、外部から手を加えられたサイクルです。
オードリーが出会うヘンリーやアリソンたちも、この停滞と支配の影響を受けています。
7|『Lone Wolf』と『The Cage』の位置
『Bendy: Lone Wolf』は、『Dark Revival』の出来事と同時期にボリスが探索する作品です。
自動生成される廊下と反復が中心のため、一本の直線的な日程表より、同時期の別視点として置くのが分かりやすいです。
『Bendy: The Cage』も『Dark Revival』の最中を舞台とし、Keeperの牢獄にいるヘンリーを描きます。
オードリーがサイクル内を進んでいる間、ヘンリーは牢獄とその下に広がる実験区画で脱出を試みます。
二人の行動は同じ時間帯の別視点として位置づけられています。
時系列が一つに定まらない理由
作中で映像として確認できる出来事、本人の証言、過去に残された録音は、同じ時点・同じ立場から語られていません。
特にジョーイが語る過去には、ヘンリーへの執着、晩年の後悔、オードリーへ見せたい父親像が重なります。
また、サイクル内部では出来事が繰り返される一方、ウィルソンの介入によって順序や環境が変化します。
そのため、現実側の会社史、サイクルの一周、外部から干渉された後の世界を一本の年表へ押し込むと矛盾して見えます。
Bendyの時系列は「現実の過去」と「反復するインク世界」を分けることで理解しやすくなります。
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当記事は『Bendy and the Ink Machine』シリーズに関する実況動画および公式情報を参考にした考察記事です。
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