『LAW & ORDER:UK』は、アメリカの長寿ドラマ『LAW & ORDER』をイギリスの司法制度に合わせて作り直した刑事・法廷ドラマです。
原題は『Law & Order: UK』。
ロンドンを舞台に、前半では警察による事件捜査、後半では検察による起訴と裁判を描きます。
本家の事件と基本構造を生かしながら、登場人物、舞台、法律、社会背景をイギリスへ置き換えた作品です。
同じ事件がニューヨークとロンドンでどのように変わるのかを比べる楽しみもあります。
『LAW & ORDER:UK』は現在どこで見られる?
2026年9月時点では、Amazon Videoで『ロー・アンド・オーダー UK』をレンタルまたは購入できます。
字幕版と吹替版が用意されていますが、Prime会員向けの見放題作品ではありません。
日本のAmazon Videoでは全5シーズンとして販売されています。
一方、英国のITVでは同じ全53話を全8シリーズに分けて放送したため、サイトによってシーズン数の表記が異なります。
配信先、料金、字幕・吹替の対応状況は変更されることがあります。
視聴前に各サービスで最新情報を確認してください。
作品概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 邦題 | LAW & ORDER:UK/ロー・アンド・オーダー UK |
| 原題 | Law & Order: UK |
| 企画 | ディック・ウルフ |
| 初期の脚本統括 | クリス・チブナル |
| 英国初放送 | 2009年2月23日 |
| 英国最終放送 | 2014年6月11日 |
| シーズン数 | 全5シーズン(英国放送では全8シリーズ) |
| 話数 | 全53話 |
| 舞台 | イギリス・ロンドン |
| ジャンル | 犯罪捜査/刑事ドラマ/法廷ドラマ |
| 放送局 | ITV |
| 関連作品 | LAW & ORDER |
本作は『LAW & ORDER』シリーズ初のイギリス版です。
1話約45~48分で、基本的には一つの事件がその回の中で完結します。
あらすじ【ネタバレなし】
ロンドンで殺人事件が発生すると、ロニー・ブルックス刑事とマット・デブリン刑事が現場へ向かいます。
二人は遺体や目撃証言から事件の流れを組み立て、容疑者へたどり着こうとします。
しかし、逮捕は事件の終わりではありません。
後半ではジェームズ・スティール検事とアリーシャ・フィリップス検事補が事件を引き継ぎ、証拠が法廷で通用するのか、誰をどの罪で起訴するのかを検討します。
警察が真相へ近づいても、法律上は有罪にできないことがあります。
被害者のために正義を求める気持ちと、証拠や手続きを守る責任の間で、刑事と検察官は難しい判断を迫られます。
本家『LAW & ORDER』との関係
『LAW & ORDER:UK』は本家と同じ世界を舞台にしたスピンオフではなく、アメリカ版のエピソードをイギリス向けに翻案した作品です。
登場人物も別人で、物語上のクロスオーバーはありません。
全53話は、本家『LAW & ORDER』で放送された事件をもとにしています。
ただし、単純に舞台をロンドンへ移しただけではありません。
ニューヨーク市警はロンドン警視庁へ、地方検事局は検察庁にあたるCPSへ置き換えられています。
捜査手続き、起訴の判断、法廷で使われる言葉もイングランドとウェールズの制度に合わせて変更されています。
元になった回を知らなくても、本作だけで問題なく視聴できます。
本家を見たことがある場合は、事件の焦点や結末がどのように再構成されたのかを比べられます。
主なキャラクター・キャスト
ロニー・ブルックス
演:ブラッドリー・ウォルシュ
ロンドン警視庁重大犯罪捜査班の刑事です。
長い現場経験を持ち、人を見る目と聞き込みの技術に優れています。
下町気質で人情に厚く、被害者や遺族へ寄り添う一方、自身の家族や過去には複雑な問題を抱えています。
マット・デブリン
演:ジェイミー・バンバー
ロニーの相棒を務める刑事です。
行動力があり、機転と親しみやすさを生かして証言を引き出します。
経験豊富なロニーとは捜査の進め方が異なることもありますが、互いを信頼するバディです。
ナタリー・チャンドラー
演:ハリエット・ウォルター
ロニーとマットを指揮する警部です。
捜査の全体を見渡し、限られた情報の中で次の一手を判断します。
部下を守ろうとする一方、警察組織や上層部に対して結果を示す責任も負っています。
ジェームズ・スティール
演:ベン・ダニエルズ
CPSの上級検事です。
被告人を有罪にすることだけでなく、法の下で正しい結論へたどり着くことを重視します。
強い信念を持つため、上司や警察、弁護側と激しく対立することもあります。
アリーシャ・フィリップス
演:フリーマ・アジェマン
ジェームズとともに事件を担当する検事補です。
被害者や証人と向き合い、裁判に必要な証言と証拠を整えます。
事件を法律だけで割り切らず、当事者の感情と検察官としての責任の間で悩む人物です。
ジョージ・キャッスル
演:ビル・パターソン
CPSロンドン地区の責任者です。
ジェームズとアリーシャを監督し、事件の社会的影響や組織の立場も考えながら起訴方針を決めます。
部下の信念を理解しながらも、時には厳しい現実を突きつけます。
シリーズの途中では刑事、上司、検察官が交代します。
後半に加わる人物を含む詳しい紹介は『LAW & ORDER:UK』キャラクター一覧にまとめます。
『LAW & ORDER:UK』の見どころ
捜査と裁判を一つの事件で描く二部構成
前半では刑事が現場を調べ、証拠と証言を積み重ねて容疑者を逮捕します
。後半では検察官が同じ事件を引き継ぎ、起訴、司法取引、証拠能力、証人尋問を通して有罪を立証します。
警察が確信を持っていても、裁判で証明できるとは限りません。
逆に、法律上は正しい手続きでも、被害者や遺族が納得できるとは限りません。
事件の解決と司法の結論が同じではないところに、本シリーズらしい重さがあります。
本家の事件を英国の制度で作り直している
本家の脚本をもとにしながら、警察組織、検察制度、裁判手続き、階級、社会背景をイギリスへ置き換えています。
アメリカ版では成立する展開が英国法には合わず、別の事件へ差し替えられた例もあります。
そのため、元の回を知っていても全く同じ筋書きになるとは限りません。
証拠の扱い方や検察官の役割の違いが、事件の見え方にも影響します。
ロンドンの街が事件の背景になる
住宅街、駅、病院、裁判所周辺など、ロンドン各地で撮影されています。
ニューヨークを舞台にした本家とは街の雰囲気が大きく異なり、同じ『LAW & ORDER』の形式でも英国犯罪ドラマらしい落ち着いた色調と緊張感があります。
王立裁判所オールド・ベイリーの外観も登場し、捜査現場から法廷へ移る作品の構成を視覚的にも感じられます。
正義に対する六人の立場が違う
ロニーは長年の経験と人情を重視し、マットは機動力と柔軟な対人能力で事件へ迫ります。
ナタリーは二人を指揮しながら、組織の責任を背負います。
検察側でも、ジェームズは強い信念で法廷に立ち、アリーシャは被害者や証人の感情へ近づき、ジョージは組織全体を見て判断します。
同じ事件を担当していても、守ろうとするものが少しずつ異なります。
1話完結でも人物の変化は続いていく
事件そのものは基本的に1話で完結しますが、刑事と検察官の関係、家族の問題、仕事への向き合い方は少しずつ積み重なります。
途中で主要人物の交代もあり、新しい相棒や検察官が加わるたびにチームの空気が変わります。
ロニーは全編を通して登場するため、彼を軸に作品の変化を追えます。
英国ドラマで見覚えのある俳優が多数登場する
主要キャストには『バトルスター・ギャラクティカ』のジェイミー・バンバー『ドクター・フー』のフリーマ・アジェマンやピーター・デイヴィソンなどが参加しています。
各話の容疑者、被害者、弁護士、証人にも英国ドラマで活躍する俳優が登場します。
別作品で見た俳優を探す楽しみがあるのも、長いシリーズならではです。
見る前に知っておきたいポイント
シーズン数がサイトによって違う
英国では全8シリーズ、日本のAmazon Videoなどでは全5シーズンとして扱われています。
作品が増減しているわけではなく、どちらも合計は全53話です。
最初の39話は、英国版の2シリーズ分を13話の1シーズンとしてまとめています。
その後はシーズン4が6話、シーズン5が8話です。
本家を先に見なくても大丈夫
人物と舞台は独立しており、クロスオーバーもありません。
『LAW & ORDER:UK』から見始めても内容を理解できます。
本家と見比べたい場合は、先に英国版をそのまま楽しみ、あとから元になったアメリカ版の回を確認する見方もできます。
字幕版と吹替版を購入する前に確認する
Amazon Videoでは字幕版と吹替版が別の商品ページになっている場合があります。
購入やレンタルの前に、希望する音声、対象シーズン、話数を確認してください。
重い事件と割り切れない結末もある
殺人、児童虐待、性犯罪、人種差別、家庭内暴力、テロなどを扱います。
被告人が起訴されても、必ず有罪になるわけではありません。
法的な結論と感情的な納得が一致しない回もあります。
こんな人におすすめ
- 『LAW & ORDER』の捜査と裁判の二部構成が好きな人
- イギリスの刑事ドラマや法廷ドラマが好きな人
- 1話完結で見やすい海外ドラマを探している人
- ロンドンを舞台にした犯罪捜査を見たい人
- アメリカとイギリスの司法制度の違いに興味がある人
- 本家と同じ事件がどう変わるのか見比べたい人
- 完結済みで話数が多すぎないシリーズを探している人
全シーズン・エピソード数
日本のAmazon Videoなどで使われる全5シーズン区分は、次の通りです。
| シーズン | 話数 | 英国版での区分 | 初回放送年 |
|---|---|---|---|
| シーズン1 | 13話 | シリーズ1~2 | 2009~2010年 |
| シーズン2 | 13話 | シリーズ3~4 | 2010~2011年 |
| シーズン3 | 13話 | シリーズ5~6 | 2011~2012年 |
| シーズン4 | 6話 | シリーズ7 | 2013年 |
| シーズン5 | 8話 | シリーズ8 | 2014年 |
| 合計 | 53話 | 全8シリーズ | 2009~2014年 |
各話の日本語タイトル、原題、本家で元になったエピソードは『LAW & ORDER:UK』全53話タイトル一覧にまとめます。
まとめ
『LAW & ORDER:UK』は、本家の捜査と裁判の二部構成を受け継ぎながら、事件と司法制度をイギリス向けに作り直した全53話のドラマです。
ロニーとマットによる警察捜査だけでなく、ジェームズとアリーシャが証拠を法廷へ持ち込むまでを描くため、逮捕後に何が起きるのかまで追えます。
本家を見ていなくても楽しめますが、元になった回を知っていると、英国法に合わせた変更や異なる結末も見どころになります。全5シーズンで完結しており、『LAW & ORDER』へ初めて触れる人にも入りやすい作品です。
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