『MILGRAM -ミルグラム-』は、楽曲・ミュージックビデオ・キャラクタードラマと、視聴者による投票を組み合わせた参加型音楽プロジェクトです。
舞台となるのは、謎の監獄「ミルグラム」。
そこには、何者かの死に関わった10人の囚人が収監されています。
しかし、彼らが具体的に何をしたのかは最初から説明されません。
視聴者は看守「エス」の立場となり、囚人たちから抽出された楽曲やMV、本人とのやり取りなどを手がかりに、それぞれが抱える「罪」を考えていきます。
そして最後に求められるのが、その囚人を「赦す」のか、「赦さない」のか。
ただ物語を見るだけではなく、視聴者自身の判断が次の展開へ影響するのが『MILGRAM』最大の特徴です。
MILGRAMとは?
『MILGRAM』は、2020年にスタートした視聴者参加型音楽プロジェクトです。
企画・原作・脚本を山中拓也、音楽をDECO*27、映像制作をOTОIROが担当しています。
公式では、MILGRAMの仕組みを音楽による裁判員制度のようなものとして説明しています。
囚人たちの記憶や心情は、そのまま説明されるのではなく、楽曲と映像による「心象風景」として表現されます。
そのため、
- MVに映った人物は誰なのか
- この歌詞は誰へ向けたものなのか
- 本人の説明と映像は一致しているのか
- 本当にその人だけが悪いのか
- 「罪」と呼ばれているものは何なのか
といった部分を、自分で考えながら見る作品になっています。
どんな話?
主人公にあたるのは、記憶を失った看守エス。
エスが目を覚ますと、そこは「ミルグラム」と呼ばれる謎の監獄でした。
監獄には10人の囚人がおり、案内役のジャッカロープから、彼らの罪を調べて裁くよう求められます。
囚人たちに共通して判明しているのは、何らかの形で「誰かの死」に関わっていること。
しかし、その関わり方は同じではありません。
直接手を下したのか。
結果的に死へ追いやったのか。
本人は罪だと思っているのか。
そもそも本当に責任があるのか。
最初から明確な答えが提示されないため、エス=視聴者が材料を集めて判断することになります。
視聴者は何をする?
MILGRAMでは、単にMVを見るだけでも作品を楽しめます。
ただし企画へ参加すると、もう一段深い楽しみ方ができます。
1.囚人の情報を見る
まず、囚人のプロフィールや普段の言動を確認します。
年齢も性格も考え方も異なる10人が収監されています。
2.楽曲・MVを見る
囚人の記憶や心情から抽出された楽曲とMVが公開されます。
ここに、その人物が何をしたのかを考えるための情報が含まれています。
ただし映像がすべて事実をそのまま再現しているとは限らないため、見えたものをどう解釈するかも重要です。
3.囚人について考える
楽曲、MV、本人の発言、Voice Dramaなどを合わせながら、その人物の罪や動機を考えていきます。
法律だけで判断する必要はありません。
道徳、倫理、感情など、何を基準に裁くかも視聴者自身に委ねられています。
4.「赦す/赦さない」を選ぶ
審判期間中、公式サイトや公式アプリから投票できます。
多数決によって、その審で囚人が「赦された」のか「赦されなかった」のかが決まります。
そして、その結果は次の審へ持ち越されます。
第一審・第二審・第三審とは?
MILGRAMの物語は、三審制=3つのシーズンで進みます。
一人の囚人を一度だけ見て判断するのではありません。
第一審
最初に囚人と出会い、その人物の第一印象や最初のMVから罪を考えます。
情報が少ない状態で判断することになるため「この人はこういう人物だと思っていた」という印象が後から大きく変わることもあります。
第二審
第一審の投票結果を受けた状態で、再び囚人と向き合います。
新しい楽曲とMVが公開され、第一審では見えていなかった事情や人物関係も増えていきます。
さらに、前回「赦された/赦されなかった」こと自体が囚人へ影響しています。
第三審
三度目となる最終審。
第一審・第二審を経た囚人たちと、もう一度向き合うことになります。
過去の投票によって生まれた変化を抱えたまま、新しい情報を受け取って判断するため、第一審と同じ人物でもまったく違って見える場合があります。
「面会・観察・審判・処置」の4段階
一つの審は、大きく4つの段階で進みます。
面会では囚人と接し、観察では楽曲やMVなどから心情や罪を考え、審判で「赦す/赦さない」を選び、処置で投票結果が囚人へ反映されます。
そして、その状態のまま次の審へ進みます。
つまりMILGRAMでは、前の投票結果も物語の一部になるということです。
10人の囚人
ミルグラムには、10人の囚人が収監されています。
ここでは初めて見る人向けに、名前と囚人番号だけをまとめます。
| 囚人番号 | 名前 | 読み | 通称 | CV |
|---|---|---|---|---|
| 001 | 櫻井 遥 | さくらい はるか | ハルカ | 堀江 瞬 |
| 002 | 樫木優乃 | かしき ゆの | ユノ | 相坂優歌 |
| 003 | 梶山風汰 | かじやま ふうた | フータ | ランズベリー・アーサー |
| 004 | 楠 夢羽 | くすのき むう | ムウ | 香里有佐 |
| 005 | 桐崎獅童 | きりさき しどう | シドウ | 仲村宗悟 |
| 006 | 椎奈真昼 | しいな まひる | マヒル | 岡咲美保 |
| 007 | 椋原一威 | むくはら かずい | カズイ | 竹内良太 |
| 008 | 桃瀬 遍 | ももせ あまね | アマネ | 田中美海 |
| 009 | 榧野 尊 | かやの みこと | ミコト | 花江夏樹 |
| 010 | 杠 琴子 | ゆずりは ことこ | コトコ | 愛美 |
ほかに、視聴者の依代となる看守エス(CV:天海由梨奈)と、監獄の案内役となるジャッカロープ(CV:福山潤)が登場します。
各囚人の詳しい人物像や第一審から第三審までの変化は、キャラクター記事で個別にまとめます。
初めて見る場合は何から見ればいい?
初見の場合は、公開順で追うのがおすすめです。
後の審で判明した情報を先に知ってしまうと、第一審で本来感じるはずだった疑問や判断が変わってしまいます。
まずは公式PVやテーマソング「アンダーカバー」で作品の雰囲気を知り、その後、第一審の囚人MVを公開順に追っていくとわかりやすいです。
第一審を見終えたら第二審、さらに第三審へ進みます。
Trailer、開始通達、Voice Drama、エスによるカバー曲なども存在するため「本編を理解するために何を見るべきか」まで含めた詳しい順番は、全MV・視聴順ページで別途整理します。
▶ 『MILGRAM』全MV・動画一覧|第一審~第三審の見る順番
現在どこまで進んでいる?
2026年9月19日現在、MILGRAMは第三審まで進行しています。
2026年9月16日には、囚人番号010・コトコの第三審楽曲「ドラマ」のMVが公開されました。
これにより、第三審についても10人の囚人それぞれの楽曲・MVが出そろった段階です。
ただし、MILGRAMはMVが公開されればそれで終わりではありません。
第三審の投票や、その結果を受けた物語の行方も残っています。
これから初めて見る場合でも、第一審から順番に追えば、過去の投票によって人物がどう変化していったのかまでまとめて楽しめます。
公式アプリは必要?
MVを見るだけなら、公式YouTubeを中心に追うことができます。
一方で、MILGRAMという企画そのものへ参加したい場合は、公式アプリも入れておくと便利です。
アプリ「MILGRAM Portal」では、公式からの更新情報、キャラクター関連情報、投票などを確認できます。
リアルタイムで第三審へ参加したい場合は、公式サイトとあわせて確認しておくとわかりやすいです。
公式リンク
この先どこを見ればいい?
MILGRAMは情報量が多いため、このページでは「作品全体がどういう企画なのか」を中心にまとめています。
詳しい情報は、それぞれ以下のページへ分けます。
さらに、10人の囚人については個人総合ページを作り、そこから第一審・第二審・第三審それぞれのMV感想・考察へつなげます。
まとめ
『MILGRAM -ミルグラム-』は、10人の囚人が抱える罪を、音楽と映像から読み取り、視聴者自身が「赦す/赦さない」を選ぶ参加型音楽プロジェクトです。
一度判断して終わりではなく、その結果を受けた囚人と次の審でもう一度向き合うところが大きな特徴。
「第一審では赦した。でも第二審を見たら考えが変わった」あるいは「赦せないと思っていたけれど、事情を知って迷い始めた」という変化も、そのままMILGRAMを体験する一部になります。
現在は第三審まで進んでいますが、初めて見る場合は第一審から順番に追うのがおすすめです。
更新履歴
- 2026年9月19日:第三審・コトコ「ドラマ」公開後の状況まで反映
